2019年度第2回研究例会

投稿者: | 2020年1月1日

2019年度第1回 研究例会
日時:2020年1月11日(土)13:30~
場所:京都外国語大学8号館 863教室

▼交通アクセス http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/access/index.html
キャンパスマップ http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/map/index.html
▼参加費: 会員 無料/非会員 一回目お試しで無料。
但し、二回目からは要会費(3000円)。

詳細が決まりましたら、情報更新いたします。

参加申込はこちら

プログラム:
13:30~13:40 会長挨拶 鎌田 修(南山大学)

13:40~15:10 講演   村上 吉文(国際交流基金日本語上級専門家 アルバータ州教育省派遣)
「あなたの知らない世界 独習者たちの実像」要旨
国際交流基金と電通が韓国、香港と台湾で行った調査では、教育機関の日本語学習者の少なくとも10倍程度の独習者がいることを示唆する結果が出ている。しかしこうした学習者は日本語の教室には来ないので、日本語教育の側からはその実像がなかなか見えてこない。
筆者はオンラインコミュニティや知人からの紹介を通してこうした学習者に接触して半構造化インタビューを行い、そのうち23名からインタビューの動画をオンラインで公開する許可を得ることができた。本講演ではこれらのインタビューを通じて見えてきたソーシャルメディア時代の独習者を「言語オタク型」、「アニメ型」、「ソーシャル型」の3つに分け、それぞれの特徴を紹介したい。特に、教科書に頼らずネット上の交流を通して日本語を身に着けた「ソーシャル型」の存在はプロフィシェンシー育成を考える上でも多くの示唆を与えてくれるものと考えている。
※講演はzoomによる配信も行いますので、残念ながら当日会場にいらっしゃれない方は下記のURLからもご参加いただけます。
https://zoom.us/j/438725482

<休憩>

15:20~16:50  特別企画「深堀り 独習者たちの実像にさらに迫る」

講演で村上氏より紹介される「独習者」たちのインタビュー動画を実際に視聴し、その具体像に迫ります。さらに、例会参加者が普段接している「教室学習者」と「独習者」の違いについて、グループでディスカッションを行います。

講演とインタビュー動画では、様々な学習方法や学習ツールが紹介されます。加えて参加者個々のおすすめの学習方法やツールを情報共有していただければと思います。講演で学んだ内容をさらに深めていきたいと考えております。

※今回はブラッシュアップセッションを実施いたしません。

<休憩>

17:00~17:40 研究発表 安達 万里江(関西学院大学/京都外国語大学博士後期課程)

「日本語教員による作文の内容に関する評価要因」

本研究は、日本語ライティング評価において、教員間の「評価のずれ」を減らし、可能な限り評価の統一に近づけることを目的としている。そのため、これまでの先行研究の中から、次の点に着目した。それは、「評価のずれ」は必ず起こり、ずれが大きくなりやすいのは「内容面」という点であった。この「内容面」に関しては、共通した評価観点がなく、内容面に関する評価研究は、今後さらに必要になってくると考える。

そこで本発表では、日本語教員による作文の内容に関する評価要因を考察する。そのため、まず、評価ツール「ルーブリック」を採用・作成した。そして、内容面の評価観点を先行研究より「一貫性(Consistency)」と「独自性(Originality)」に絞り込み、次のような調査・分析を行った。尚、本研究は今後の本調査に向けた予備調査としている。

調査方法として、まず、作文データ11編を「多言語母語の日本語学習者横断コーパス(International Corpus of Japanese as a Second Language(I-JAS)」より使用した。次に、ルーブリックによる評定を作文教育の経験のある日本語教員15名にウェブ上で依頼した。さらに、内容面の評価要因についての自由記述を依頼し、2019年10月に実施した。

分析方法として、自由記述によって得られた内容面の評価要因を、計量テキスト分析ソフトKH Coderを用い、テキストマイニングを行った。その結果より、次の本調査に向けた課題について考察する。

19:00~ 懇親会 
会場:がんこ高瀬川二条苑 https://www.gankofood.co.jp/shop/detail/ya-nijyoen/
   (地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩4分)
会費:5000円

※懇親会の時間、場所が変更となりました