2016年度第1回例会

5月 8, 2016 No Comments

 

<2016年度第1回例会のご案内>

日 時: 日時:6月25日(土)13:30より

場 所: 京都外国語大学 151教室(1号館5階)

▼交通アクセス http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/access/index.html

キャンパスマップ http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/map/index.html

▼参加費: 会員 無料/非会員 一回目お試しで無料。

但し、二回目からは要会費(2000円)。

 

▼プログラム:

13:30~13:40

会長挨拶 鎌田修氏(南山大学)

 

13:40~14:25

講演

「生素材の教材化、その楽しさと苦しさ:リスニング教材の作成を一例に」

鎌田修氏(南山大学) 山森理恵氏 (横浜国立大学)

【要旨】

「接触場面」という用語を生み出した故ネウストプニー氏は「日本語教育の目的が、日本語を外国人の話し手に使わせることにあるなら、外国人の話し手が実際にどのように使っているかを研究してみる価値があるはずである。むしろ、これは日本語教育の出発点であり、かつ到達点であるかもしれない。・・・」と実際の言語使用場面の重要性を主張しました。そして、そのためには紛れもないオーセンティックな言語素材を教育に持ち込み、生き生きとした言語環境を学習者に提供することで、より高い言語運用能力が養えるだろう、という提案が可能になります。

まさしく、私もこの実際の言語使用場面、自然なコンテクストに軸を置いた外国語教育を目指し、OPIにも同様の関心を抱いてきました。90年代後半から始めた「欧州日本語教材プロジェクト」も、生の言語使用場面から日本語教材の作成を行うことを基盤にしました。98年に出版した『生きた素材による中級から上級への日本語』とその改訂版(2012)も同じ意識による教科書作成でした。そして、つい最近出版した『生きた会話を学ぶ中級から上級へのなりきりリスニング』も同じ考えに基づいたものです。

しかし、これらの教材がすべて理想通りに生きた素材、そのもので作成できたとはとても言えません。なぜなら、現実の言語使用は、あまりに、複雑で決してきれいに整った状態では存在しないからです。とりわけ話しことばは、「あの~、えっとー」など、伝統的な文法学者からは「ゴミ」として捨てられていた要素に包まれ、皮肉なことにそれが、そこでの言語環境を生き生きとしたもので、それらを取り去ると、非常に冷たい死んだような言語素材になってしまいます。一方、それらをできるだけ取り入れようとすると、煩雑さのあまり、低いレベルの学習者にはとても手に負えない素材を提供してしまうことになります。

例えば、3人ほどのおしゃべり場面を想像してみましょう。何か美味しい食べ物の話題にもなると、話が盛り上がり、誰が質問者で誰が回答者なのか、誰がその場の中心として会話を回しているのか、全くコントロールの効かない状態になります。話が盛り上がれば盛り上がるほど、ことばが重なり、ターン(発話権)も交差し、どうやってそれを整理し、どうやって教材として提供できるのか、それは至難の技でしかありません。

本講演では、このように生き生きとした素材を教材化する際の楽しさ、それから、同時に存在する苦しさについて具体的な例をあげて考えてみたいと思います。例として前述の「なりきりリスニング」の教材作成を取り上げ、その楽しい面を皆さんと共有していただこうと思います。

この講演の後に続く、ワークショップでは、『なりきりリスニング』に付録として加えた生の音声素材を未加工のまま、参加者に提供し、そこから、楽しい教材作りへと持っていく活動を行います。

<休憩>

14:25~14:40

 

14:40~16:10

ワークショップ 

「生素材の教材化、その楽しさ:みんなで作業」

鎌田修氏(南山大学) 山森理恵氏(横浜国立大学)

 

<休憩>

16:10~16:30

 

16:30~17:30

ブラッシュアップセッション

「答えにくい質問例の検討―インタビュー技術の向上を目指して―」

五十嵐小優粒氏(ダイワアカデミー)

 

17:30~17:40 事務連絡

17:40~18:00 総会

18:30~20:30 懇親会(予定)

 

※会場では、凡人社による書籍販売が予定されています。

休憩時間などにご利用ください。

▼参加申し込み
当日参加も可能ですが、準備の関係上、6月22日(水)までに
下記の参加申し込みフォームにてお知らせください。

参加フォームはこちら

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