2017年度第2回研究例会

投稿者: | 2017年11月16日

2017年度第2回 研究例会
日時:2018年1月6日(土)13:30~
場所:京都外国語大学 452教室

▼交通アクセス http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/access/index.html
キャンパスマップ http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/map/index.html
▼参加費: 会員 無料/非会員 一回目お試しで無料。
但し、二回目からは要会費(2000円)。

参加申込はこちらのフォームから

▼プログラム:

13:30~13:40 会長挨拶 鎌田修氏(南山大学)

13:40~ 講演:「日本語のプロフィシェンシーは一人のものか」

講師:トムソン木下 千尋氏(The University of New South Wales Sydney教授)
要旨:
社会文化アプローチの考え方の中に最近接発達領域 (Zone of Proximal Development:ZPD)というものがあります。この考えでは、自分が一人でできることと、できないことの間に、他者や何らかの道具の助けを借りればできることがあるとし、その中間の部分をZPDと呼びます。さらに、このZPDに適切な助け(Scaffolding)を得ることで、だんだんと自分一人でできることが増えていくと考えます。
 では、日本語のプロフィシェンシーは、どこまでを指すのでしょうか。自分一人でできることがその人のプロフィシェンシーなのでしょうか。あるいは、助けを借りてできることまでがその人プロフィシェンシーでしょうか。この講演ではこのようなことを考えて見たいと思っています。

《講演者紹介》
学習院大学卒業後、米国アリゾナ州立大学にて修士、博士号取得。シンガポール国立大学を経て、1993年より豪州シドニーにあるニューサウスウェールズ大学にて教鞭を取る。豪州日本研究学会の会長を務め、日本語教育国際研究大会(ICJLE)の実施にも尽力する。2016年日豪友好関係への貢献に外務大臣表彰受賞。研究分野は大きくは日本語教育であり、特に学習者に焦点を当てた研究・実践は多岐にわたる。

著書:『学習者主体の日本語教育:オーストラリアの実践研究』(2009、ココ出版)、『日本語教育と日本研究の連携―内容重視型外国語教育に向けて』(2010、ココ出版)、『人とつながり、世界とつながる日本語教育』(2016、くろしお出版)、『外国語学習の実践コミュニティ―参加する学びを作るしかけ』(2017、ココ出版)など多数。

 

<休憩>
15:10~15:20

 

15:20~16:00
「非漢字圏からの地域生活者に対する漢字教育−真の漢字プロフィシェンシーを探求して−」
白皓(南山大学大学院生)

 

16:00~17:30  ブラッシュアップセッション
范 一楠(環太平洋大学)

 

17:30~17:40 事務連絡

 

18:30~20:30 懇親会
※懇親会会場は、現在選定中です。決定次第ご連絡いたしますので、ご期待下さい!