2016年度第2回研究例会

投稿者: | 2016年11月12日

2016年度第2回 研究例会
日時:2017年1月7日(土)13:30~
場所:京都外国語大学 151教室(1号館5階)

▼交通アクセス http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/access/index.html
キャンパスマップ http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/map/index.html
▼参加費: 会員 無料/非会員 一回目お試しで無料。
但し、二回目からは要会費(2000円)。

参加申込はこちらのフォームから

▼プログラム:

13:30~13:40 会長挨拶 鎌田修氏(南山大学)

13:40~15:10 講演「日本語能力の評価と測定」 森 篤嗣氏(帝塚山大学)

教 育評価(evaluation)という用語は,従来からあった試験(test),考査(examination),測定 (measurement)との違いを強調した戦後生まれの新しい概念(Tyler1949)である。ただ,評価と測定は別物ではなく,測定は評価に含ま れる包摂関係にある。

そ して,評価において重要なのは,筆記による評価であれば,パフォーマンスに基づく評価であれ,信頼性と妥当性であ る。この二つのうち,特に妥当性を考えるにあたっては,「真正の評価」の問題,すなわち真正性について考える必要がある。夫婦が子どもの進路について話し 合っている会話を聞き,会話内容を推測する聴解問題において,回答者はどのような立場で夫婦の会話を聞いているのだろうか?(「盗み聞き」問題)

最後に, 作文における日本語能力の評価と測定方法の一事例として,テキストマイニングと言われる手法で,作文を計量的に探索する方法を紹介したい。パフォー マンス評価は学校教育においても,アクティブ・ラーニングで大変に注目を集めているが,その一方で評価者の主観の影響が大きいとも言われている。そこで, 客観的な方法として,テキストマイニングによる計量的分析を一つの補佐的な評価・測定法として提案する。

15:20~16:00  研究発表「韓国人学習者による指示詞「コ・ソ・ア」の習得研究

―「コ・ソ・ア」の使用上の認識に関するアンケート調査の結果を中心に―」

柳信愛氏(京都外国語大学大学院 博士後期課程)

16:00~17:30  ブラッシュアップセッション

         OPI提供者:上谷崇之氏(アークアカデミー大阪校)

17:30~17:40 事務連絡

18:30~20:00 懇親会  

 

※会場では、凡人社による書籍販売が予定されています。休憩時間などにご利用ください。