2013年度第2回例会

投稿者: | 2013年11月30日


日本語プロフィシェンシー研究会

2013年度 第2回例会のご案内

新しい年を迎えての第2土曜日、下記の要領で第2回例会を開催します。お誘いあわせの上、奮ってご参加ください。

日 時: 2014年1月11日(土)13時半より

場 所: 京都外国語大学 151教室(1号館5階) ※いつもの教室ではありません。

交通アクセス http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/access/index.html

キャンパスマップ http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/campus/map/index.html

参加費: 会員 無料/非会員 一回目お試しで無料。

但し、二回目からは要会費(2000円)。

プログラム(案):

13:30~13:40 会長挨拶 鎌田修(南山大学)

13:40~15:00 講演 西口光一(大阪大学)

 「プロフィシェンシーと新しい基礎日本語教育」

OPIでは、プロフィシェンシーの4つの視点として、(1)タスク、(2)コンテクストとコンテント、(3)正確さの水準、(4)テクスト・タイプが挙げられている。このうちコンテントは、端的にいうと「○○についての言語活動」となり、例えば、Noviceでは「common discrete aspects of daily life」、Intermediateでは「topics mostly related to self and immediate environment」となっている。CEFRの能力記述でもこのような話題についての言語活動は記述されている。にもかかわらず、現行の大部分のカリキュラムや教材ではこうしたコンテントは組織的には扱われていない。コンテントは第二言語のカリキュラムと教材における「見過ごされた視点」である。NEJ(『A New Approach to Elementary Japanese-テーマで学ぶ基礎日本語』くろしお出版)では、コンテントについての日本語力を言語能力の中核であると見て、自己や自身のまわりのことについての各種のテーマを柱とし、同時に語いと文型・文法事項を体系的に習得できるカリキュラムを作成し、教材を用意している。本講演では、NEJの開発に至った経緯、第二言語の習得と指導の原理、教育内容とその段階性などについて概観する。

<休憩>
15:10~15:40 研究発表 福島 宏美(大阪大学大学院生)

「会話試験をつくる -ブータン日本語ガイド会話能力試験の事例をもとにー」

16:00~17:00 OPIブラッシュアップ・セッション 松井一美(APU)

17:00~17:20 事務連絡

18:00~20:00(予定) 懇親会(新年会)